ダイソーで完全ワイヤレスイヤホンが売っていた。1000円で。これは何?
久しぶりの投稿です。
今回は、ダイソーで売っていた完全ワイヤレスイヤホンが気になってしょうがないので、買って使ってみたりしました。
■これは何?
- 片耳イヤホン
- マグネット式イヤホン
がありました。
この流れで、「まさか完全ワイヤレスイヤホンなんて出るわけ・・・」とか思っていたわけですが、、、
出ちゃいましたねぇ・・・
コスパどうなってんだ・・・
■仕様
いつもの如く仕様を書いておきます。
▲全体仕様
- 材質:ABS樹脂
- 通信仕様:Bluetooth5.0 Class2
- 通信距離:見通し距離10m
- 充電ケースのバッテリー容量:300mAh
- イヤホンのバッテリー容量:50mAh×2
- 待機時間:70時間
- 連続再生時間:約4時間
- イヤホンの充電時間:約1時間30分
- ケース+イヤホンの充電時間:4時間
- バッテリーの種類:リチウムイオンポリマー
- 対応プロファイル:A2DP、AVRCP、HSP、HFP
- 対応コーデック:SBC
- 対応コンテンツ保護:SCMS-T方式
- 伝送帯域:20Hz〜20000Hz
- 充電端子はmicroUSB Type-B
- 自動ペアリング
- ハンズフリー通話対応
▲イヤホン部仕様
- ドライバーの種類:ダイナミック型
- ドライバーの口径:Φ7.5mm
- 出力音圧レベル:92±3dB
- 再生周波数帯域:20Hz〜20000Hz
- インピーダンス:32Ω
価格は税別1000円です。
ダイソーらしからぬ値段ですが、「ダイソーで売ってるんだから安いに決まってるんだろ」という謎のフィルタがかかり、あまりお高く感じませんでしたね。
なので、買ってしまったわけです。
全ては、ダイソーのシナリオ通りに・・・?
■開封の時がきたね
開封する前に気になったのですが、箱の背面にクソ長い注意書きがあります。
誰が全部読むんですかね・・・
僕は全部読みましたが。
では、早速開封していきます。
こんな感じです。
中には
- イヤホン本体
- 充電ケース
- 充電ケーブル
- 説明書
が入っています。
イヤホン本体には、前面にボタンとマイク用の穴?があります。
後ろ側には充電用の端子とLRの表記があります。
充電ケースは、背面にUSBケーブルを挿すところがあります。
充電ケースを開けるとこんな感じです。
イヤホンを収納した状態です。
外観は、一般的な完全ワイヤレスイヤホンと何も変わらないですね。
ちなみに、製品が入っていた容器に「1000」という表記がありました。
1000円ということなのか・・・?
それはさておき、実際に使ってみましょう。
ダイソー製のイヤホンといえば、あまり音質がよくない印象です。
とは言っても、今まで記事で紹介してきたように、意外と音質が良悪くないパターンがあります。
しかし、1000円ですからねぇ・・・
と思って聞いたら、
良い!!(ダイソー音質基準にて)
意外と良かったです。
他に良かった点は、
- ひどく音が潰れていることはない
- 低音がちゃんと出ている
- 装着性が良くて、意外と耳にフィットする
- 一般的な完全ワイヤレスイヤホンと同じ使用感で使える
- bluetooth機器と接続したら、イヤホン本体のランプが消えて目立たない
- イヤホン本体のボタンで再生・曲送り・音量調整ができる
- イヤホン本体が軽い(びっくりするぐらい)
ですね。
ただ気になる点がいくつか。
1つ目が低音出過ぎ問題です。
先ほど低音がちゃんと出ていると書きましたが、ちゃんとどころかめちゃくちゃ出まくりで、中高音がちょっと聞こえづらいです。
低音好きな人には良いのかもしれません。
というか、パッケージに「迫力の重低音」と書いてありましたので、ある意味仕様どおりではありますが・・・
それが影響してか、全体的に音が篭りがちな感じです。
まあ、このイヤホンに限らず、ダイソー製イヤホン全般に言えることですが。
これらの問題は、プレイヤー側のイコライザを使うことで、ある程度調整可能かと思われます。
Iphoneのミュージックアプリだと、「Bass Reducer」がちょうど低音が減って聞きやすかったような気がします。。。
(あくまで個人的な感覚なので、あてにしないでください・・・)
2つ目が、高音部分が中低音に比べると、潰れ気味かもしれない点です。
原因としては、
- イヤホンのドライバーがチープなため
- SBCコーデックの圧縮時に潰れてしまった
とかが考えられました。(オーディオ素人の勝手な見解です)
なんとなくですが、コーデックによる影響が大きいような気がします。(オーディオ素人の勝手な見解です!!)
3つ目が、イヤホン本体についているボタンが硬すぎて使いづらいことです。
イヤホン本体のボタンは、ボタンの押す回数によって色々な操作ができるようです。
しかし、このボタンが物理的に押し込むボタンであることに加えて、かなり硬めな押し心地なので、とても使いづらいです。
一度、耳に入れた状態でボタンを押してみましたが、耳が痛すぎました!笑
ですので、ボタンを押すときは、もう片方側から親指で支えながら押すのが良いかと。
てか、そこまでしてイヤホン本体のボタンを押す価値があるのか・・・
4つ目が、充電ケースに戻す時、左右逆に入れてしまう可能性があることです。
左右で形状が同じであることの弊害か、R側のイヤホンを充電ケースのL側に収納できたりしちゃいます。(その逆も)
僕は怖くて一瞬だけ逆に収納してみただけので、そのまま充電しようとするとどうなるかは知りません・・・
■あんたバカァ?bitpool値が53だからに決まってるじゃない!
先ほども言いましたが、意外と音が良いのです。
コーデックがSBCであるにも関わらず。
おかしい。SBCはダメダメ音質だったはずなのに。
・・・というのは一昔前の話で、これにはbitpool値というものが関わっています。
bitpool値というのは、SBCコーデックにおけるデータ転送量を決める値で、この値が大きければ大きいほどデータ転送量が大きくなる=音質が良くなるのです。
一昔前だとこの値が低く設定されていたため(30とか)音質が悪かったのですが、最近のbluetoothイヤホンだと53で設定されていることがほとんどです。
そして、このダイソー製完全ワイヤレスイヤホンについても確認したところ、「53」で設定されいていました。
そりゃ、音が良い訳ですな。
■裏コード...ザ・ダイソー!
ダイソー製電子機器によくあることですが、説明書に載っていない仕様・機能があったりします。
今回扱っているダイソー製完全ワイヤレスイヤホンにも、絶対何かあると僕は思っていました。
そしたら・・・
やっぱりありました!
1.片方のみの使用時はどうなる?
完全ワイヤレスイヤホンだとよくある片耳のみのペアリング機能ですが、このイヤホンの説明書には特に記載がありませんでした。
果たして片耳だけで使えるのかということで、L側だけ充電ケースから取り出してみると・・・ ペアリングできました。
逆に、R側だけ出してみると・・・・ペアリングできました。
ということは、左右どちらにも片耳ペアリング機能があることになります!
やるな、ダイソー。
2.左右のイヤホンで、それぞれ違う機器にペアリングできるか?
僕の推測でしかありませんが、このワイヤレスイヤホンの起動時動作は、以下の流れになっていると思われます。
つまり、逆側のイヤホンと接続できない状況を作り出せば、左右のイヤホンで異なるbluetooth機器に接続できるはずです。
そこで、以下のとおり試して見ました。
- L側のイヤホンを取り出して、Macbookとペアリングさせる
- R側のイヤホンを充電ケースに入れたまま、L側のイヤホンから10mほど離れる
- R側のイヤホンをケースから取り出して、iphoneとペアリングさせる
すると、左右で異なる機器(Macbook、iphone)に接続できてしまいました!
つまり、片耳だけであれば、他の人にイヤホンを貸してあげられるのです。
例えば、会社でリモート会議をする時に、先輩に片方だけ貸してあげたり・・・って、そんなことないですかね笑
■最後に
完全ワイヤレスイヤホンがダイソーで売られているという点でインパクトを受け、実用的な音質な上に左右独立で使えてしまうという機能性があり、もうわけがわからない気分です。
コスパ的にどうかというと、全然買いなのではないかと思います。
ですので、僕みたいに興味本位で買ってしまっても、損はないかと。
いや、ぜひ買ってみてください!